公認会計士で起業家だから教えられる「すごい会計思考」金川 顕教著のレビュー感想

公認会計士で起業家だから教えられる「すごい会計思考」金川 顕教を読んだので

その感想を簡単に書きのこしておきたいと思います。

立命館大学出身、公認会計士の金川氏は当然ながら会計が得意です。

※立命館大学から公認会計士が合格しているとは驚きでした。本当にこのような方に支えられているのでしょうね。

難しそうな本なのかなという印象ではありますが、その文体は非常にわかりやすく、例えるなら堀江隆文のように誰でも読めるような工夫がされている感じはします

タイトルは、会計思考と、何やら難しそうでしたが

本を立ち読み。パラパラとめくってみると、どうも読みやすい。

しかしなぜ、この著者の書籍は私の住む田舎の図書館にあるのだろうか？？

だれかリクエストしたのだろうか？それとも著者が図書館に寄付しているのだろうか。

実はこの手のビジネス本というのは図書館にはとても少ないのです。この金川氏の本は堀江隆文と同じ数くらいおいてあります。

それはさておき、今回の書籍は会計から起業を考える内容でありました。

もう一度いいますが、内容はとてもわかりやすいです。

一言でいえば、

起業したばかりのときは、PL重視、つまり損益計算書でで利益を残すことをメインに考えていく。

そして利益がでだしたら、BS重視つまりバランスシートで資産を増やすような動きに変えていく。ということです。

まあ、どのタイミングでそのような経営に方向転換していくかはその人次第なんでしょうが、要は稼ぎがでたしたら、、、という点が大事。

今後稼ぎが大きくなった、もしくはもっと稼ぎたいと思ったときにぜひ思い出したい、そして皆に知ってほしいところがありましたので、そのまま抜粋しておきたいと思います。

投資に関してです。

利益がでたら、投資はすべきか？

事業が軌道に乗り始めると、その利益を投資にまわそうと考える人は多い。

しかし、金川氏は会社のお金はfxや株式投資、仮想通貨のような投機的な金融への投資などには回していないとのこと。

金融商品に投資するより、事業に投資するほうが重要。

今後事業で設けたお金は事業に投資して事業収益を増やすのおすすめだということ。

株fx仮想通貨などは、個人の資産が増えてからでよい。

人材、広告宣伝費、事務所、ホームページ作成、売上をあげるための事業投資をしっかりやる必要がある。

また、利益が増えだし個人で投資する場合仮に100万円を投資する場合でも

FXやバイナリーで倍にしたいといった欲がでてくる。しかしそれを達成できるのはほんの一部の人だけであり、投機的側面が強い。

不動産投資であれば、年利10パーセントといった話もあるが、普通の金融商品で1000万かけても年利３パーセント程度では、年に30万円程度のお小遣い。

人生が大きく変わるか？という話。

個人でやるのならリスクが低く利回りが良い不動産投資がおすすめ。

この部分が私にとっては最大の学びとなりました。

数字にすると当たり前のような話ですが、なぜか皆さん投資で人稼ぎ。。。

とか考えてしまいますよね。

当たり前かな、株の配当であっても３から4パーセントで高配当と呼ばれています。

しかし、その間、現金は使えず仮に30万40万あってもどうするよ。。。という感じです。ないよりはいいですが、資金効率が悪いのは確かです。

以上がレビューになりますが、ちょっと会計的思考とはずれたかもしれません。

投資の判断という点で非常に参考になる書籍だったと思います。さて、事業投資をして本業の収入をあげなければ。。。。