熊本県人吉市・球磨村 豪雨水害被害状況 私がみてきたもの
2020年7月8日および9日、私は豪雨水害に見舞われた熊本県の人吉市、そして隣町の球磨村という小さな村に住む友人へ水や食料、その他家庭で使用する消耗品などを届けにいきました。
本来もう少し早く駆けつけることができたかもしれませんが、高速道路がふさがり、下道ももちろん通れないという状況の中、自家用車で人吉インター→人吉市→球磨村→渡地区。このような順序で車を走らせ、被災した友人にお見舞い品や緊急物資をお届けすることができました。
この記録は、その時に車の中から私がみた球磨村を中心とした被害地域。各地から集まったボランティアの方から聞いたことなどをまとめた記録となります。
八代インターから人吉へむかう。
高速道路の料金は、八代ー人吉間は無料となっていました。感謝。
農免道路と219号線の重なる交差点。セブンイレブン前です。中原地区へは通行止めとなっていました。右折して球磨村へとむかいます。
219号線にあるラーメン屋さん。中にある漆器を取り出し片付け中でした。泥がすごい。
球磨村渡のローソンです。よく立ち寄っていましたが、完全に浸水していたのでしょう。このような状況でした。このローソン駐車場にはマスコミの方やボランティアの方が多くおり、その日は馬場地区までは車で侵入できるとの情報を得ました。友人は舟戸地区ですので、車でいくことができます。
えびのからだけでなく、薩摩川内からも自衛隊がきているようです。ローソンの駐車場は広いのでここが一度車を止める場所となっていました。
丘の上には災害対策本部があり、ヘリコプターなども離陸着陸していました。
昨日までは球磨村民の避難所でしたが、壁のない施設でしたので、多良木高校などへ移られたそうです。
ローソンからさらに奥へとすすみます。。途中道路がひび割れていたり片側交互通行の場所もありました。しかしこの写真の地域が一番、被害が深刻に見えました。
道路沿い。車がひっくり返っていました。どこから流されたのか。。。。
電線には流されてものがそのまま残っています。
線路沿い、電柱や標識はなぎ倒されていました。洪水の勢いがどれだけすごかったのかがわかります。道路に突き出たもの。倒れた電柱。遠めでもわかる1階がこなごなとなった家。心がしめつけられます。
元はなんの建物だったのかがわかりませんでした。道路にはみ出してきていました。
くま村湯の駅の様子です。ここでUターンしました。ここから先には進んでいません。
地元の方なのか、車の行きかいはみられました。
その後、Uターンして無事友人にあうことができました。庭で片付けをしていました。
ベッドが外にだしてあります。1階のものは多くだめになったようでした。
お水などは自衛隊による支援で、すでにあるようでした。私がもってきたものはいづれ何かの役にたつだろうと思い、お茶などといっしょにお渡ししました。
自宅に被害をうけ、辛いはずなのですが、笑顔でむかえてくれました。
錦町から中学生のボランティアがきていたようでした。
挨拶をかわしました。
以上、7月8日と9日の球磨村中心の様子でした。車の移動ですので、もちろんタイヤまわりは泥だらけです。
帰りの人吉インターまわり、特に夕方は込み合いました。
まだまだ多くの力が必要とされる時期だと感じています。
人吉市までの距離の近い方は直接的な人的支援。
遠い方は、経済的支援などそれぞれが役に立てることがあると思います。
熊本地震、コロナウイルス、大雨洪水にあいながらも前向きに進もうとしている方たちをこれからも支援させていただきたいと思います。
※写真について、雨の日は7月9日。道路が乾いているのが7月8日となります。